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移住者インタビュー

Interview 「Uターンで鳥取へ」

 鳥取市鹿野町の自宅で、リモートワーカーとして働かれている吉井秀三さん。
吉井さんは鳥取市浜坂出身で高校卒業後、東京の大学に行くために上京された。そこで、20年ほど過ごされ2017年10月、結婚を機に鳥取市鹿野町に。
鹿野町では、趣味と仕事を両立し、家族3人で過ごされている。
現在も、東京に本社がある株式会社ニットの一員として鳥取でリモートで働かれている。
 吉井さんは、リモートワークという働き方に出会えて誇りに思っているそうだ。
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「鹿野に来た理由」

 実家には家族で暮らす部屋がなく、鳥取で空き家を探していたところ、鹿野にあることがわかった。調べてみると、移住者の人(Iターン,Uターンなど)が多く、鹿野に移住することに決めた。

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吉井さんが移住した鹿野町の街並み。
伝統的な家屋や景観が残っており落ち着いた雰囲気。

「リモートワークのメリット」

 吉井さんが考えるリモートワークのメリットは、通勤しなくてもよいためストレスが少ないこと。さらに常に家にいるため家族とたくさん触れ合うことができること。そしてオンラインで仕事ができるため場所に縛られず、様々なところで仕事ができること。 実際に 同じ職場の人で毎日ホテル生活で仕事をする人や、ADDress(多拠点生活のためのサービス)に契約して全国各地の家に住みながら仕事をする人がいるという。そしてリモートワーク最大のメリットは、自分の時間がたくさん取れるということだ。好きな時 間に仕事ができるため、自分の趣味に時間を費やすことができる。このようにメリットは多い。

「リモートワークのデメリット」

 ずっと家で仕事をしているため、あまり人と話さないこと、LINEなどでしかコミュニケーションが取れないため説明を勘違いしてしまうことがあること。そしてLINEなどで文章だけを送ると、本人にはその気がなくても命令口調になってしまうことがある。そ のため吉井さんは絵文字?を使うなどして、雰囲気を和らげるように意識しているという。

「意識していること」

 お願いなどをする時に、文章だけだとキツく感じてしまうので、絵文字などを付けて出来るだけ柔らかくすることを意識している。
他にも、コミュニケーションの取り方や、ダラダラせずになるべく時間を決めて仕事をすること。自宅の一階は食事や休憩場所で、二階は仕事をする場所としている。朝、仕事場へ行く階段で気持ちを切り替えているとのこと。

「リモートワーカーに向いている人」

・孤独に耐えられる人 
・時間に束縛されたくない人
・家族との時間を大切にしたい人
・趣味に没頭したい人
・旅しながら仕事したい人などです。

リモートワークは、自分の好きな場所や好きな時にできるので、限定した人に向いている仕事だと思った。

「趣味」

 食が好きで、畑の野菜を使って自家製料理を作ったりしている。例えば大豆を一から作って味噌にしたり、様々なものを燻製したりしている。冬は親がにで料理をする。去年には、猟の資格をとってイノシシや鹿を使った料理を作った。

「取材後記」

 吉井さんの取材をして、リモートワーカーの仕事について深く知ることができた。最初は難しそうな仕事だと思っていたけれど、自分のペースでできる自分の生活を大事にできる仕事だと気づくことができた。
東京から鳥取に来た人の取材をして鳥取に住んでいる僕たちでは気づかない鳥取の良さに気づくことができた。
 今回の取材で得られたことを将来に生かして、自分に合った職業や仕事の形を考えていこうと思う。