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移住者インタビュー

地方で挑戦してみたいことがあった

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赤秀 弘美さん
出身 兵庫県神戸市
▶今年8月 Iターンをして鹿野町へ
仕事 保育士・アロマセラピスト
趣味 最近手芸にはまっているそう

 

 

鳥取・鹿野町へ来たきっかけ

 地方でしてみたい事があり、移住先を探していた赤秀さん。
 そんな中偶然、旅行で鳥取へ。泊まっていた宿泊施設の食堂で地域の人と談話しているうちに、これもきっと何かの縁だと鳥取への移住を決定。

そこで鹿野を勧められ、調べているうちに、いんしゅう鹿野まちづくり協議会の小林さんに出会う。鹿野を紹介してもらった後、「ここに住んでみたい」と思い、鹿野へ移住を決めた。

 

 

2つの仕事をしている理由

 赤秀さんはもともと児童養護施設で働いていたが、やりたい事を実現するために一旦退職。しかし、鳥取県・鹿野町に来て、養護が必要な児童たちと関わっていきたいと思い、児童相談所内の一時保護所で働くことにした。仕事の疲労で心身に負担がかかり、 その疲れを癒すためにマッサージのお店に行った。そこで、アロマセラピストと出会う。とても心身がほぐれて、気持ちが良くなり、この仕事に興味を持ち、勉強をしてアロマセラピストの職に就く。どちらか一つを選ぶことができず、両立して働くことを決意した。

 

 

仕事で大切にしていること

  • 相手の気持ちに寄り添うこと、考えること。 
    『自分がどう思うかではなく、今、相手がどう思っているのか』
  • 自分がいつも楽しい気持ちを持つこと。
  • 仕事を楽しいと思う気持ち。
  • 失敗した時、落ち込まず、どこが悪かったか冷静に分析する。

 

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赤秀さんの今後の目標

  • 児童養護施設を出たその先の子供たちの就職や生活のサポートをしたい。
  • 疲れたときに少し休めるような第三の居場所をつくりたい。

 

 

赤秀さんからいただいたメッセージ

「仕事は、自分の趣味、ワクワクすること、好きなことなどをとりあえずやってみる。やってみて何か違うなと思ったら、変えてみたらいい」とおっしゃっていた。また、いつも何がワクワクするか、自分に問いかけながら進んでいくことを大切にしている。多 くの人はお金のために働くが、赤秀さんは、「お金のため以外に、働くことにやりがいを持つため」とおっしゃっていた。やりがいを持つことで仕事が前向きになれるそう。「仕事をするうえで、何か一つはやりがいを持たないと続かないから、やりがいを持つこ>とは大切」とおっしゃっていた。また、失敗してしまった時に、落ち込むのではなくて、次を考えて行動しているそうだ。

 

 

取材後記

 赤秀さんは『人との繋がり』と『自分の楽しいこと』を大切にしていた。いろいろな人との繋がりから、赤秀さんは最終的に鹿野へと移住した。もし、赤秀さんに会った人が1人でも違えば鹿野に住んでいなかったかもしれない。そんな『人との繋がり』に驚>き、同時に『人と関わること』の大切さを感じた。

 楽しくない仕事を5日間するのと、楽しい仕事を5日間するのならどちらが良いのだろうか。いうまでもなく後者の方が良いのではないだろうか。仕事でなくても、趣味や楽しいこと、仕事に前向きになれるのかもしれない。

 そうアドバイスをしてくれた。この時、考え方が変わったような気がした。これまでは自分の将来について考え焦っていた。成績は大丈夫なのか、仕事につけるだろうか、まだ先のことだと分かっていても、進路学習をしていくうちに不安が募っていった。し かし、考えてみれば、今何かしなかったとして、将来に悪い影響があるわけでないし、逆に、今何かしたからといって、この先良い影響があるとも限らない。そう考えると、中学生の自分が出来ることは限られてくる。残りの学校生活で、自分の趣味や好きなこと>を見つけていきたい。そして、自分が楽しいと思えるような生き方をしたい。  

鳥取市立北中学校 2年3組インタビューグループ 一同