ホーム移住者インタビュー移住体験談乗り気じゃなかったWターン 今は充実の自由なフリーデザイナー

移住者インタビュー

乗り気じゃなかったWターン 今は充実の自由なフリーデザイナー

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中村 恭子さん 大学進学を機に上京。結婚後、かねてからのご主人の意向である「田舎暮らし」のために琴浦町へ移住。 現在、ご主人は農業を始め、自らはグラフィックデザイナーとして独立して活動中。

 
 

Qいきなりですが、移住して生活はどう変わりましたか?

 比べ物にならないくらい違いますね。
 東京にいた頃は結構…どころじゃないくらいお金使って遊んでました(笑)。が、鳥取では全然ですね。お金使うところもないし。収入が大きく減ったのもありますが、それで不自由を感じてはないです。
 むしろ、家も買ったし、畑もあるし、自分たちの自由の利く物事は増えたので、ホントに好き勝手やってます(笑)。

 

Q移住のキッカケは何でしたか?

 キッカケは旦那が「田舎暮らしをしたい」と言い出して。実は、私は鳥取出身で、昔Uターンしてもう一回都会に出たので、Wターンっていうのかは分からないんですけど、鳥取への移住は二回目なんですよね。
 で、ホントは鳥取じゃないところが良かったんですけど、旦那が移住の準備進めてくうちに鳥取になってました。だから、最初は乗り気じゃなかったんです。

 

Q移住されて良かったところは何ですか?

 もともと住んでいた土地なので、ある程度は知っていたつもりだったんですけど、改めて食べ物の良さは感じてますね。もちろん都会でも美味しいものはあるんですけど、美味しいものって高いじゃないですか。でもこっちだとすごく新鮮でおいしい魚がスーパーで手に入ったり、自分の家から野菜を採れたてで使えたり、コスパが異常に良いんですよ。
 そんな食材使って家で料理するんですけど、そういうゆっくりとした時間が取れるのがなんだかんだ移住して一番良かったところです。私は仕事はリモートがメインなので、作業して集中力落ちたらケーキ焼いてお茶したり、夕飯の仕込みして合間に作業したり、都会で仕事してた時には想像もつかなかったくらい、ホント時間が自由に使えてます。

 

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Q逆に移住されて大変だったことは何ですか?

 私、車を運転するのが嫌いなんですよね(笑)。
 だから、車を持ってないんです。鳥取で車がなかったら生活できないんじゃないかとよく言われるんです。実際、不便です。けど、意外と、どうにかなってます。基本近場で用は足りるし、欲しいものはネットで家まで届けてくる時代ですし、遠出する必要があるときは、同じ方向に行く人に乗せてもらってます(笑)。
 あと、仕事がない(笑)。都会で広告関係のディレクションをやっていたので、そういった業種で調べてもないし、あっても遠いとかで条件が厳しかったです。一応働いたりもしていましたが、今は個人で独立してやっていて、それでやっていけてるので、まぁまぁと言った感じです。

 

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Q鳥取県・移住した市町村の魅力は何ですか?

 私の住む琴浦町は海沿いの町なんですが、景色が綺麗です。海岸沿いの家を買ったんですが、ホントに見渡す限り海岸線が広がっていて気持ちがいいです。裏には畑があるんですが、そこに小屋を建ててゲストハウスみたいなことしても楽しそうだね、とか旦那と妄想しています。旦那は農業の研修を受けていて、そこで他の研修生や地域の農家さんと知り合って、(いま取材されている)私よりよっぽど楽しそうにしています。私は地元出身の人間なので実感しにくいところでもあるんですが、そういう外からの人でも馴染みやすい雰囲気は魅力なんでしょうね。

 

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Q移住者へのメッセージをお願いします

 私なんかが言えることはそんなにないんですが、
 意外とどうにかなります。良いも悪いもあります。車の運転が嫌いじゃなければ不便もありません(笑)。
 私はもともとデザイナーとして働いていたわけではありませんが、今はデザイナーとして事業を行っています。でも会社で働いていた時と違って、言ってしまえば営業からディレクションそして制作まで全てやっています。鳥取は人の繋がりが強いので、いい仕事をすればご縁で仕事は頼まれます。なので、仕事も意外とどうにかなります。仕事を起こすことについても、琴浦町は商工会の創業支援などもあって、私も支援してもらいました。
 最初は不安でしたが、今は本当に自由な暮らしを送っています。自由な暮らしをしたい人は鳥取への移住がおススメです。