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移住者インタビュー

同世代の仲間-「これまでの人生で「おいしい」と感じた食品を手がける企業が故郷・鳥取県にあった」

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琴浦町(中部)

同世代の仲間-「これまでの人生で「おいしい」と感じた食品を手がける企業が故郷・鳥取県にあった」

​​大山乳業農業協同組合 山川拓馬さん

インタビュアー:平野優人

鳥取県ならではの落ち着いた環境と地域の強固な繋がり。鳥取県発の「親しみのある味」を、多くの人に届けたい。

 

<山川拓馬さんのプロフィール>

 

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20代(※取材当時)鳥取県出身

広島県の大学に進学し、就職を機に鳥取県にUターン。
大山乳業農業協同組合の製品開発センターに勤務。

 

 

Q. 移住された理由、きっかけを教えてください。

A.実家があるという安心感と生活面でのストレスの少なさです。

 

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私は米子の出身で、大学進学を機に広島県に移り、就職で鳥取県にUターンをしました。Uターンをした理由は、2つあります。1つは、実家があるということです。地元で、家族が近くにいるので、何かあった際に相談をすることができ、助けを求められる人が近くにいるという安心感があります。もうひとつが生活面でのストレスの少なさです。いい意味で情報量が少なく静かな環境だと感じています。

 

Q.お勤め先への入社理由や、普段のお仕事内容について教えてください。

A.食品業界に就職したかったためです。現在は、製品開発センターで勤務しています。

 

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鳥取県民のみならず、県外の人にも大人気な大山乳業製品

 

食品業界で働きたいという思いから、大山乳業に入組しました。就職先を選ぶ際は、自分がこれまでの人生で「おいしい」と感じた食品を手がける企業で働きたいと考えていました。幼い頃から給食で親しみ、味に信頼を寄せていた白バラ牛乳をつくる大山乳業に魅力を感じました。現在は製品開発センターに所属し、新商品の開発や既存商品のリニューアルを担当しています。試作や原料調達、原料、包材の安全性確認、パッケージ表示の検討など多岐にわたる業務を行っています。自分が携わった商品が店頭に並ぶ瞬間に、大きなやりがいを感じます。

 

Q.外から見た鳥取県と、実際に住んでみて感じた印象の違いはありますか。

A.物価が安く、街中の情報量が少なく、意図せず癒される空間があります。

都市部と比べると、鳥取県は物価が安く、お金を貯めやすい環境だと思います。また、街中の情報量が少なく、頭が疲れにくい点も魅力のひとつだと思います。都市部では多くの人とすれ違うため、常に人の気配を感じますが、鳥取県では場所や時間を選べば、ひとりで静かにまちを歩くことができます。緑が多く、自然の風景を眺めているだけで、意識せずとも心が癒されるように感じるため、その中で自分の気持ちを整理し、落ち着いてさまざまなことを考える時間を持てるのが大きな特徴だと考えます。

 

Q.今後のキャリアや、これから鳥取県で挑戦したいことを教えてください。

A.「一度飲めばわかるおいしさ」を、より多くの人に届けたいです。

 

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山川さんの大山乳業愛が止まらない!

 

大山乳業の白バラ牛乳は、一度飲むと他の牛乳との違いがはっきりとわかると思います。その「一度飲めばわかるおいしさ」を、より多くの人に届けられる製品をつくっていきたいと考えています。現在はアイス製品を担当しており、この牛乳のおいしさが伝わる製品作りに力を入れています。将来的には、白バラ牛乳だけでなく大山乳業のさまざまな製品を好きになってもらい、「大山乳業の製品全てが好き!」と言ってもらえる人を増やしていきたいです。

 

Q.普段の生活や趣味、活動について教えてください。

A.趣味は旅行と、自然の中でのアクティビティです。普段の生活では朝の時間を大切にしています。

遠方にいる友人に会いに行くことがあり、旅行によく出かけます。鳥取県内では、自然の中でのアクティビティを楽しんでおり、冬のスキー・スノーボードなどを職場の仲間と一緒に行うこともあります。最近では、鍾乳洞を訪れたりもしました。Uターンしてからは生活習慣が整い、特に朝の時間を大切にしています。朝の時間を活用してちょっとした読書をしたり、散歩をしたりしています。鳥取県の静かな朝の環境が、学びを続ける上で後押ししてくれている面もあると感じています。

 

Q.地元の方々との関わりや、鳥取県内の制度・サポートについてのエピソードがあれば教えてください。

A.人と人のつながりが強いです。鳥取県のサポートは手厚いと感じています。

田舎ならではの特徴かもしれませんが、人と人とのつながりが強いと感じています。職場内やプライベートで、周りの人たちが気さくに声をかけてくださり、誰かが自分のことを気にかけてくれているという安心感があります。制度の面では、鳥取県内の企業に就職すると奨学金返済の補助を受けられる制度があり、県内就職の大きなメリットのひとつだと思います。

 

Q.交通や買い物など、生活の利便性はいかがですか。

A.困りごとは特にないです。

 

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大山乳業工場敷地内にある大山乳業農協の直売所「白バラショップ カウィーのみるく館」で種類豊富な大山乳業商品をお買い求めいただけます

 

交通に関しては、自動車は持っておいた方が便利だと思っていますが、市街地であれば街中にバスや汽車が通っていますし、もし自動車を持っていなくても生活は問題なくできると思います。買い物に関しては、スーパーマーケットやコンビニエンスストアが点在していますし、もし鳥取県で買えないものがあったとしても、インターネット通販も利用できるので、特に不便は感じていないです。

 

Q.仕事とプライベートはどのようなバランスですか。

A.自分の好きなタイミングで、休みをとることができます。

現在所属している部署では、自分の都合に合わせて休みを取得することができます。開発業務は長期的なスケジュール管理が求められますが、それをきちんと行っていれば、まとまった休暇も取りやすいです。私の部署では基本的に土日が休みで、趣味の時間を確保できることにとてもありがたさを感じています。

 

Q.鳥取県の好きなイベントや場所、Uターンして感じたことはありますか。

A.8月は毎日午後9時に近所で花火があがります。

 

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台風の影響で取材はZoomにて行い、後日改めてお伺いさせていただきました!背景にもご注目ください!

 

現在住んでいる皆生温泉では、8月の間、毎晩午後9時に花火が打ち上がるイベント「皆生温泉 ミニ打ち上げ花火」があります。自宅にいて花火の音を聞くと夏を感じられ、とても心地よい時間です。皆生温泉は海岸沿いの温泉街で、夏場は夜になるとライトアップされ、とても綺麗です。夜にその街並みをひとりで歩く時間がお気に入りです。オーシャンビューを楽しめる日帰り温泉の露天風呂も、個人的に好きな場所のひとつです。Uターンしてからは、鳥取県の静かな環境と人柄の良さを改めて実感しました。一見穏やかでおとなしいけれど、何かあった時には協力的な人が多く、落ち着いた雰囲気の中で暮らせることに魅力を感じています。

 

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★取材した感想★

 

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この度取材させていただいた山川拓馬さんは、現在お勤めの大山乳業農業協同組合はもちろん、地元・鳥取県に対しての“想い”を持たれていて、鳥取県の地で暮らしておられると感じました。山川さんは取材のなかで、鳥取県は「良い意味で何もなく、情報量の少ないまち」とおっしゃっていました。私は、この言葉が特に印象に残っています。よく欠点とされがちなところも、捉え方によっては、大きな魅力のひとつになるのでしょう。山川さんは、Uターンで就職をされて、より一層その魅力にお気づきになったのだと思います。また山川さんは就職活動の際、自分の志望していた食品業界という要素と、それまで味わった中でおいしかったものという要素を掛け合わせて熟考されたのち、大山乳業農業協同組合への就職を選択されたそうです。自分の望むことと自分の好きな地元の味の双方にアプローチをかけた、理想的な就職をされているように私は感じました。私は、故郷・鳥取県で自分らしさを体現されている山川さんの姿に、大いに感銘を受けました。この記事を通して、鳥取県には就職先が少ないなどのマイナス面に注目が集まるなかでも、自分のやりたいことを実現しつつ、この鳥取県で活躍する道も存在するということを、多くの方にお伝えできれば幸いです。

 

もし、私が社会人になったら…「こんなふうに鳥取県で暮らしてみるのもアリかも」

この度取材させていただいた山川拓馬さんは、新卒でUターン就職をされた方です。取材のなかでは、鳥取県の静けさ・素朴さにフォーカスしたお話が多かったように感じました。一見、活性化などの言葉とは真逆のようですが、鳥取県は住環境が抜群であることを象徴するお話であると思いました。精神的にリラックスできる鳥取県の環境は、仕事や家庭などのあらゆる日常の営みに、ゆとりを与えてくれるのでしょう。もし私が社会人になったら、山川さんのように、自分の好きな地元のモノに携わる仕事をして、地域に密着した生活を送ってみたいです。鳥取県の素晴らしい環境をバックに、仕事にもやりがいを感じつつ、休日には仲間と自然のアクテビティを楽しむ…そのような生活に憧れます。そして、田舎ならではの小さなコミュニティも大事にしていき、地域の強固なつながりのなかで、鳥取ライフを満喫したいです。

※2025/9/5(金)に取材