鳥取県商工会連合会は、「商工会法」に基づき、商工会の管理・運営指導などを行う組織です。中小企業を中心とした県内企業に寄り添い、補助金・交付金の申請や経営改善のアドバイスなど、その企業に最適な提案をするとともに、地域全体の活性化に尽力しています。
私は関西で化粧品や化学原料の研究開発の仕事をしていましたが、その合間にワーキングホリデーで訪れていたニュージーランド滞在中に、日本で大きな震災が起こりました。海外で得られる情報は少なく、日本にいる家族や友人の安否が心配で「明日には何が起こるか分からない」と痛感しました。今までは自分のやりたいことを優先してきましたが、かけがえのない人たちと過ごす時間を大切にしたいと、鳥取に帰ることを決意しました。
県外にいる友達も「鳥取に帰りたいけど仕事がない」と口をそろえて言います。でも、知らないだけで鳥取にも良い企業やおもしろい企業はあるのではと思いました。自分と同じように鳥取に戻って働きたい、起業したいという人のお手伝いができればと思い、県下幅広く企業の支援をしているこの連合会に入りました。
現在は、県内の景気動向をまとめたり、女性部事業を担当したり、セミナーの企画・手配などを行っています。今後は経験を積んで、直接会員の皆様と関わって経営や補助金申請などについてアドバイスできるようスキルアップを目指します。
海外旅行が好きで、これまでに18カ国ぐらい訪れています。最近では、県外の友達と現地集合現地解散というスタイルでベトナムに行ったり、ペルーの世界遺産マチュピチュを見に行ったりしました。目的地までに行きたい国を経由して、弾丸で観光するのも好きです。
登山やマラソンは鳥取に戻ってきてから始めました。会社にも何人か登山をする方がいるので、一緒に大山に登ったりしています。同期や友達と一緒にマラソン大会にも参加していて、昨年はハーフマラソンを完走することができました。写真を撮ることも好きでよく撮影に出掛けますが、鳥取は海も空も水もきれいでとても恵まれています。一度、外に出たから余計にそう感じていて、いつでも自然豊かな場所に行けるのは贅沢だなと思いました。
兄と妹がいますが、私を含めみんな県外に出ていました。両親は口には出さなくても寂しがっているのは分かっていたので、今までたくさん心配をかけてきた自分が帰ろうと思いました。今は、月に1、2回は倉吉の実家に帰って、両親や近くに住む祖父母に会っていますし、県外にいる兄妹にも時々会いに行っています。
両親が家庭菜園で作った美味しい野菜をよく持ってきてくれます。鳥取に戻ってお互い元気な顔がすぐに見られるのはうれしいし、やっぱり安心しますね。以前に比べて家族との時間が増えて良かったです。