TURN とっとりワカモノIJUターン情報誌

PROFILE

北栄町地域おこし協力隊 田中 和哉

PROFILE

京都府からJターン/移住2年目

北栄町地域おこし協力隊 田中 和哉さん Kazuya Tanaka

鳥取県岩美町出身の田中さん。中学生の頃から「いつか自分の力で大好きな鳥取をもっと良くしたい」という思いがあったとか。鳥取市内の商業高校から京都の大学に進学し、経営学部でマーケティングを専攻。卒業後は京都の飲食店で3年勤務し、2023年4月からは北栄町地域おこし協力隊として、主にワイン用ブドウの栽培管理を担当しています。

STORY

社会人1年目、高級焼き肉店で
ワインの仕入れ担当に

もともと生まれ育った鳥取が大好きという田中さん。一度は外の世界も見たいとUターンを前提に京都の大学に進学しました。せっかくなら独立起業できるスキルを身に付けてから戻ろうと、卒業後は学生時代にアルバイトをしていた飲食店にそのまま入社。社会人1年目に任されたのが高級焼き肉店でのワインの仕入れでした。自分でワインを購入して飲んだり試飲会に行ったりする中で、どんどんワインの魅力に惹き込まれていきました。

田中 和哉さん

地域おこし協力隊として
ワイン造りに携わる

就職後3年でキャリアアップしようと考えていた田中さん。いろいろな職を見ている中で、先輩から「地域おこし協力隊」の働き方を教えてもらい、北栄町のワイナリーで働けるという求人を見つけました。業務内容に惹かれ、その日のうちに連絡。北栄町へのJターンを決意しました。2023年4月から、北栄町地域おこし協力隊として、ワイン用のブドウ栽培からワイン醸造、販売まで一貫して行う北条ワイン醸造所に勤務しています。

ワインの写真

地域おこし協力隊として
ワイン造りに携わる

就職後3年でキャリアアップしようと考えていた田中さん。いろいろな職を見ている中で、先輩から「地域おこし協力隊」の働き方を教えてもらい、北栄町のワイナリーで働けるという求人を見つけました。業務内容に惹かれ、その日のうちに連絡。北栄町へのJターンを決意しました。2023年4月から、北栄町地域おこし協力隊として、ワイン用のブドウ栽培からワイン醸造、販売まで一貫して行う北条ワイン醸造所に勤務しています。

ぶどうをカットする写真

interview

今の仕事内容、やりがい

今の仕事内容、やりがい

ブドウの栽培技術の習得、北条ワインと北栄町のPR活動が主なミッションで、普段は基本的に畑に出てブドウの栽培を行っています。ブドウ栽培は奥深くて難しいのですが、そこが楽しいです。仕込み時期にはワインの醸造も手伝っています。「ワインが美味しい」「ワインを結婚式で使いたい」などと言ってもらえることが一番嬉しいです。自分が好きなブドウやワインをつくりながら、ワインや町の良さをPRできることもやりがいの一つです。

鳥取に移住してからはじめたこと

ブドウ栽培がおもしろいことと、終業後に自分の時間が持てるようになったことから、植物生理学や農業についての勉強を始めました。帰宅後、植物生理学の教科書を読んでいるのですが、高校の生物や化学の知識がないと難しく、YouTubeで基礎を学びながら教科書を読み進めています。協力隊としての3年間の任期中に5~6年分くらいの学びが得られるように自分なりに組み立てながら進めています。学生の頃より勉強熱心かもしれません。

田中 和哉さん

移住して感じた鳥取の良さ

あらためて鳥取はいいなと思いました。京都では隣に住んでいる人の顔も名前もわからない、地区のお祭りもない。人との関わりが薄いなと感じていました。鳥取に帰ってきて、職場のパートさんが採れたての新鮮な野菜をお裾分けしてくれたり、所属している地域のソフトバレーボールチームのメンバーも仕事のことを気にかけてくれたりして、鳥取はこんな感じだったなって。鳥取のあたたかい文化の方が好きだなと思いました。

今後の目標

ブドウ栽培でたくさんの経験を積んで、退任後は北栄町で笑顔をお届けできるようなブドウ農家になりたいです。もし町内で引退される方がおられたら農園を受け継がせていただいて、まずは生食用のブドウを育て、いずれはワイン用のブドウも栽培したいです。一つ一つ自分の目で見て可愛がりながら育て、最後に本当にこだわったブドウを使ってワインができたら、「これは俺が造ったワインだ!」って言えると思います。それが今の夢です。

ホージョーワイン
ぶどうと田中 和哉さん
木になっているぶどう

MY LIFE IN TOTTORI

私のとっとり暮らし

移住後の平日と休日の過ごし方を
教えてもらいました

平日
平日と休日の過ごし方の円グラフ
平日と休日の過ごし方の円グラフ 休日
平日と休日の過ごし方の円グラフ
蜘々家山

蜘々家山(くもがいやま)で夜空を眺める

鳥取の夜は都会と違って暗くて静か。それが最高です。夜、晴れていたら、山に行ったり海に行ったりして、自然を感じながら夜空を見上げます。すると、頭の中が整理される感じがするのです。おすすめの場所は、北栄町の蜘々家山。山頂にある「蜘々家山山菜の里」の駐車場は、街灯がなく真っ暗なので、星が本当にきれいに見えます。倉吉方面の街の夜景も見えて、知る人ぞ知る穴場スポットです。

SPECIALITY

私のおススメの逸品・場所

焼肉まさしげ

コスパ最高!「焼肉まさしげ」

鳥取和牛を一頭買いしており、こだわった極上のお肉をリーズナブルな価格で提供してくれるお店。個室も多いので、家族や友人とくつろいで過ごせるところもおすすめ。

私のイチオシの場所

三朝ヨーグルト

素材にこだわった
「三朝ヨーグルト」

鳥取県が誇るブランド牛乳「白バラ牛乳」を自家発酵させてつくる自家製ヨーグルト。三朝温泉街を流れる三徳川のほとりにカフェがあり、そのロケーションとおしゃれな空間も◎

COMPANY INTRODUCTION

田中さんが暮らす「北栄町」とは

人と自然が共生し、確かな豊かさを実感するまち北栄町(ほくえいちょう)

北栄町は、鳥取県の中部に位置する自然豊かな町です。北には日本海、南には名峰大山を望み、地勢を活かし農業が盛んです。GI登録されている「大栄西瓜」をはじめ、砂丘ぶどうやらっきょう、長芋など様々な農作物を栽培しています。移住を検討されている方には「おためし住宅」を完備しています。

観光・まちづくり

名探偵コナンに会えるまち

コナンくん

北栄町は漫画「名探偵コナン」の作者である青山剛昌氏の出身地。2027年に新築オープン予定の「青山剛昌ふるさと館」をはじめ、まちの中で名探偵コナンのキャラクターに会うことができます。

豊かな自然

多様なアウトドア体験

オートキャンプ場

オートキャンプ場ではBBQ、海岸では釣りなどが楽しめます。きれいな芝生が広がる公園は親子連れに人気です。四季折々の自然豊かな景色に癒されながら、アウトドアをアクティブに楽しむことができます。

施設の充実

県内唯一!キャンプ場向かいの道の駅

道の駅「ほうじょう」

2025年4月、北条オートキャンプ場の向かいに、道の駅「ほうじょう」がリニューアルオープン予定!県内で唯一、オートキャンプ場を併設している道の駅で、地域の賑わい創出拠点として期待されています。

豊かな食

新鮮な野菜・果物が安く買える

新鮮な野菜

北栄町は一年を通して、野菜や果物などが豊富に生産されています。そのため普段から新鮮な野菜や果物がお手頃価格で購入できます。道の駅では、朝から買い物客の行列ができ賑わっています。

アクセスの良さ

鳥取県のど真ん中!

道路

北栄町は鳥取県の中部に位置し、山陰道で東西の鳥取市や米子市へのアクセスが抜群!中部の中でもさらにど真ん中で、周辺の市町村にも近いので、買い物、温泉、サウナ、観光地なども充実しています。

農業支援

就農支援施策が充実

ぶどう

北栄町は県内で有数の農業の町です。独立就農を支援するため、IJUターンによる新規就農者の受入、育成に力を入れています。安心して農業をはじめられるよう、様々な支援制度があります。

「北栄町」の紹介

●住所/
北栄町役場大栄庁舎
鳥取県東伯郡北栄町由良宿423番地1
●人口/
14,146人(令和6年11月1日時点)
●相談窓口/
北栄町役場 観光交流課