大阪府出身。大阪府の大学を卒業後、大阪市内のアミューズメント会社に7年間勤務する。都会の「便利」に囲まれたライフスタイルを変えたいと移住を決意。2017年3月に若桜町にIターン。ポリテクセンター鳥取での職業訓練を経て、2018年1月にマルサンアイ鳥取株式会社に入社する。現在妻と二人暮らし。若桜町内の自治会公民館長を務めている。

 今の仕事に就いてから経済的な余裕ができて、一戸建てのマイホームを建てることができました。若桜町には、移住者向けに新築費用の助成制度があり、手厚い支援がありがたいです。出身地の大阪ではマイホームと言えばマンションなので、僕たち夫婦だけでなく母や祖母も喜んでいます。今後も地域の人と支え合いながら、のんびりとした暮らしを楽しみたいです。




 豆乳が充填されたパックにキャップを取り付けたり、段ボールに箱詰めをしたりする生産ラインで、主に機械のメンテナンスや検査を担当しています。フォークリフトなども扱うので事故やケガのないよう、安全には特に気をつけています。風通しの良い職場で、従業員同士の仲も良く、環境に恵まれていると感じます。




 業務の中で新しく覚えなければならないことが次々と増えていくのですが、新しい知識が身に付いていくことが楽しいです。製造業に興味があって未経験から始めましたが、現在は小グループ長を任せてもらっています。後輩の育成はやりがいがあり、みんなの成長を感じた時は嬉しいですし、「自分ももっとがんばって成長しないと」と刺激になります。




 社会人になってからゴルフを始めて、現在は職場や若桜町のゴルフ仲間のコンペに参加しています。大阪にいた時からゴルフは好きでしたが、鳥取ほどゴルフ場が近くになく、費用も高かったので気軽に行くことができませんでした。今は共通の趣味を持つ仲間に囲まれて、月に1回ほど楽しんでいます。妻が気持ちよく送り出してくれることも感謝しています。




 若桜町への移住は、移住体験ツアーやお試し住宅での体験を経て妻と決めましたが、僕が魅力に感じた「不便さ」を妻が嫌にならないか、また方言がわからずコミュニケーションがうまく取れないのでは、と心配していました。実際に住んでみると地域の人たちに温かく受け入れてもらえ、今ではマイホームを持ち、自治会の公民館長を務めるなどすっかり地域になじんでいます。ひとつだけ後悔しているのが妻の運転免許。田舎暮らしに車は必須なので、移住前に取得することをお勧めします。

 Iターン前は繁華街に近く、築年数の浅いオートロック付きマンションに住んでいたのでその分家賃も割高に。現在は新築の一軒家で広々と過ごしています。建材や機能面もこだわりましたが、新築費用の助成金制度を活用できたので費用をかなり抑えることができました。




 味噌や豆乳の食品メーカーであるマルサンアイ株式会社(本社:愛知県岡崎市)の100%子会社として鳥取市に進出し、豆乳生産を専門とするマルサングループの基幹工場として2017年7月から生産を開始しました。千代川の地下水を使った1000ml紙パック入り豆乳を1日約20万本生産し、中国・四国地方を中心に、海外にも供給しています。


 近江商人の「三方良し(売り手良し・買い手良し・世間良し)」の精神のもと、鳥取の企業として根付く思いで社会貢献・地域貢献に力を入れています。工場見学の積極的受け入れや災害支援協定締結、鳥取市地域食堂ネットワークとの食品支援協定締結など、地元の皆さまに喜んでいただき、また従業員自身が社員として誇りを持てる職場環境の提供を目指しています。


 豆乳生産は機械による自動化が進んでいますが、大豆という農産物を扱う中で安心・安全な品質を保つためには「まじめさ」が重要です。衛生管理や機器のモニタリングなど職務内容は多岐にわたりますが、安全作業を遵守し、常にスキルアップを目指して考え、行動し、努力できる人材を求めています。マルサンアイ鳥取株式会社 代表取締役社長 兼子 明

  • 住所/鳥取市河原町西円通寺字畑ケ中81番1
    ●創業/2016年
  • 職員数/65人(男性44人、女性21人)
    (正社員63人、嘱託社員2人)
  • 業種/清涼飲料水製造業
    (無調整豆乳、調製豆乳、豆乳飲料)
  • 平均年齢/33.0歳
  • 休日・休暇/シフト制による、週休2日、年間休日120日、年次有給、育児・介護休業 他
  • 求人職種/製造職
  • HP/https://marusanai-tottori.co.jp/