TURN とっとりワカモノIJUターン情報誌

PROFILE

岩美町地域おこし協力隊福岡 咲陽子さん

PROFILE

東京都からIターン/移住2年目

岩美町地域おこし協力隊 福岡 咲陽子さん Sakuyako Fukuoka

埼玉県出身で、3歳から東京都で育った福岡さん。高校は美術科で学び、大学では写真を専攻しました。卒業後の2020年4月、都内の写真関係の会社にカメラマンとして入社。コロナ禍で働き方や価値観が変化する中、2023年7月に鳥取県岩美町に移住。現在、岩美町地域おこし協力隊として、主に道の駅の魅力発信事業を担当しています。

STORY

田舎暮らしへの憧れは、
子ども時代の原体験

子どもの頃は毎年夏休みに山口県下関市の祖父母の家に帰省するのが楽しみだったという福岡さん。いとこ達と一緒に田んぼのあぜ道を走り回ったり、川で魚を取ったり、キャンプをしたりと、自然の中で遊び尽くしました。自然が大好きだと小さい頃から実感していたといいます。そして、高校生くらいからは、自分には都会ではなくゆったりとした場所の方が合っているのではないかと思い、いつか東京を出ることが目標の一つになっていました。

福岡 咲陽子さん しごと風景

移住のきっかけはコロナ禍
働き方と価値観が変化

大学進学や就職のタイミングで東京を出ることも考えましたが、実家を出るという決心がなかなかつきませんでした。移住のきっかけはコロナ禍での就職でした。働き方が変わり、会社に出勤しなくても仕事ができる世の中に。このまま東京で暮らすのがいいのだろうかと考えはじめ、移住候補地探しを目的に全国各地を旅行しました。訪れた際に自然との距離感が心地よかった鳥取県を気に入り、鳥取県岩美町に移住することを決意しました。

きなんせ岩美写真

移住のきっかけはコロナ禍
働き方と価値観が変化

大学進学や就職のタイミングで東京を出ることも考えましたが、実家を出るという決心がなかなかつきませんでした。移住のきっかけはコロナ禍での就職でした。働き方が変わり、会社に出勤しなくても仕事ができる世の中に。このまま東京で暮らすのがいいのだろうかと考えはじめ、移住候補地探しを目的に全国各地を旅行しました。訪れた際に自然との距離感が心地よかった鳥取県を気に入り、鳥取県岩美町に移住することを決意しました。

地図

interview

今の仕事内容、やりがい

今の仕事内容、やりがい

道の駅きなんせ岩美の魅力発信事業が主な仕事です。道の駅の公式SNSでイベントや商品の案内など情報発信を行っている他、一年目には町内の飲食店を紹介するグルメマップを自分で絵を描いて作成しました。町内でのイベントの手伝いをすることもあります。やりがいは、SNSで多くの反響をいただけること。協力隊という肩書があることで地域に溶け込みやすく、岩美町を盛り上げる活動の輪の中に入れている感覚があり、やりがいに繋がっています。

移住先に鳥取県を選んだ理由

もともとアニメ「Free!(フリー)」のファンで、アニメの世界が実在すると知り一度行ってみたいと2021年8月に鳥取県に初めて旅行で訪れました。岩美から米子、境港まで鳥取県を2泊3日で横断したのですが、自然との距離感やのんびりした空気感がとてもよくて一目惚れ。移住場所を決めてからは仕事を探すのが大変でしたが、岩美町地域おこし協力隊の募集がタイミングよく出て、2023年春に採用してもらえたので移住を決めました。

インタビュー 福岡 咲陽子さん

移住の際に悩んだ事

知り合いがいない場所に一人で移住するので、地域との関わり方をどうしたらいいか、コミュニティにうまく入れるか不安でした。東京では、すれ違う人たちと二度と会うことがないのがほとんどですが、鳥取では知人や友人と遭遇することが多く、世界が狭いなと感じます。移住当初は距離感のつかみ方が難しかったのですが、一度仲良くなればどこまでも良くしてくださるので、世界が狭いからこそいいこともあるのだなと実感しています。

今後の目標

協力隊としては、岩美に一年間暮らした私が感じた岩美のよさをぎゅっと詰め込んだ新作マップと、道の駅のパンフレットを出したいです。また、今、道の駅のオンラインショップが休止しているので、商品の写真を撮り直し、品数も増やして再稼働させたいです。協力隊卒業後は、岩美に残っていつかギャラリーを併設したカフェを開けたらいいなと。そのための一歩として、今年、町内で自分の絵の個展を開催することを目標にしています。

岩美町マップ
ねぎ
魚

MY LIFE IN TOTTORI

私のとっとり暮らし

移住後の平日と休日の過ごし方を
教えてもらいました

平日
平日と休日の過ごし方の円グラフ
平日と休日の過ごし方の円グラフ 休日
平日と休日の過ごし方の円グラフ
海沿いで読書

朝は海で読書 夜は星を見上げて散歩

鳥取は空が広くて綺麗なので、散歩をすることが増えました。朝早起きをして、晴れていると浦富海岸まで歩いて海で読書をしたり、夜は星が綺麗なので、田んぼの真ん中でゆっくり星空を見上げたりと、身近なところにある自然を楽しんでいます。雨の日も多いのですが、雨が降っていると思ったら急に日が差してきて虹が現れることも。天気が変わりやすいところは個人的にはすごくおもしろいなと感じています。

SPECIALITY

私のおススメの逸品・場所

岩美の郷土料理「アカガレイの子まぶり」

岩美の郷土料理
「アカガレイの子まぶり」

新鮮なカレイの刺身に、加熱したカレイの卵をまぶした岩美町網代周辺の郷土料理。濃厚でコクのある卵が淡白なカレイの白身を引き立たせ、味わい深くて、美味しい。お酒が進みます!

私のイチオシの場所

日本海の絶景を一望!「田後公園展望台」

日本海の絶景を一望!
「田後公園展望台」

人気アニメ「Free!」の参考ロケ地とされる岩美町の田後公園展望台。田後港の横から階段を上っていくと東屋があり、浦富海岸から広がる日本海が一望できます。夕日スポットとしても◎

COMPANY INTRODUCTION

福岡さんが働く 「道の駅きなんせ岩美」とは

企業紹介

道の駅きなんせ岩美の管理運営、観光案内等の地域情報の発信、新鮮な海産物・農産物をはじめとした地元特産品の販売を行っています。また、道の駅同士の交流商品や地元企業・事業者の商品の委託販売、地元の特産品を使った商品の開発・販売、地域振興のための交流イベント等も実施しています。

事業内容

岩美のいいものいいところを発信する

きなんせ岩美店内

岩美町の情報発信の拠点として、新鮮な海産物・農産物をはじめとした特産品の販売やイベントの開催などを行っています。県内外のイベントに出店することもあり、町のPR活動なども行っています。

残業時間

残業が少ない職場

時計

特別なことがない限り、残業はほとんどありません。道の駅の営業に合わせたシフト勤務で、ワークライフバランスのとりやすい職場です。

仕事内容

コミュニケーションを楽しみながら働く

接客対応

事務、レジ販売、水産直営店、軽食直営店など複数の担当部署があります。それぞれの部署とコミュニケーションをとりながら仕事を進めていきます。

有給消化率

休みの融通が利きやすい職場

カレンダー

休暇を取得しやすい環境で、休日の変更や代休なども相談できます。育児や介護などにおける家族の急な予定変更等にも柔軟に対応しています。

資本金・売上金

売上高アップ中!

売上高アップ中!

売上は昨年と比較して伸びており、今後も落とさず保てるよう、商品の管理やイベントでの集客に力を入れていきます。オンラインショップも今後リニューアル予定で、新規顧客獲得を目指します。

女性の活躍度合い

女性が多く活躍している職場

女性が多く活躍している職場

女性の職員が多く、各部署に在籍しています。また、現在の副駅長は女性です。性別や年齢に関係なく、能力とやる気次第でさまざまな仕事が経験することができます。

「道の駅きなんせ岩美」の紹介

●住所/
鳥取県岩美郡岩美町新井337番地4
●創業年/
2015年
●業種/
卸売業・小売業
●求人職種/
特産品販売(レジ)水産直営店、軽食直営店での接客
●休日・休暇/
週休2日、年間105日
●平均年齢/
46歳