大阪で生まれ育ち、高校卒業後、読書好きが高じて書店で勤務。7年間勤めた後、2019年、母方の実家がある境港市に単身で移住。米子市で開催された就職フェアで社会福祉法人こうほうえんを知り、企業姿勢に感銘を受け入職した。介護士として働きながら、築50年になる祖父母の家を修繕しながら守り、豊かで丁寧な暮らしを送っている。
夜勤明け、近くの温泉に入ってから帰宅。睡眠をとって起きたら、本を読んだり、買い物に行ったり。何気ないそんな日常がとても充実しています。切羽詰まっていた大阪時代には感じられなかった、心地良い「余白」が、境港にはあるのです。
海に面した港町特有の美しさなのでしょうか、日が暮れていくときの空のグラデーションは見るたびに感動してしまいます。境港のロケーションは、お金では買うことのできない特別なものです。
休日には、やることがいっぱい。庭の手入れ、お墓参り、障子の張り替えなど。祖父の本棚を整理していたら古い時計が出てきたので直して使っています。移住を決断してから車の免許を取得。アウトドアでコーヒーを淹れて、自然の中で好きな本を読む。以前では考えられなかった、これを「丁寧な暮らし」っていうのでしょうか。
当法人内には、介護老人保険施設だけでなく施設系や通所系など様々な事業所があるため、それぞれの目的に合ったサービスやケアを提供できるよう自己研鑽に励み、当法人にとって「必要な人財」といっていただけるようになりたいと思います。また、仕事からは離れますが、自身の移住経験の中で感じた歯痒さや、きっかけを見出すことに苦慮した経験を活かして、鳥取県への移住検討者向けに発信等の活動を行い、地域を盛り上げたいと考えています。
私が移住を決断したとき、大した貯金も資格も、秀でた学歴も職歴もない、からっぽで何者でもない状態でした。それでも「ここで◯◯がしたい!」という思いがひとつあれば、なんとかなるものです。「自分を変えたい!」と感じたときが移住活動の絶好のタイミングかもしれません。
国内有数の漁港として知られる境港市は、東アジアのゲートウェイと称され、日本海側の物流・人流の拠点として日本経済の発展に貢献。「飛鳥II」などクルーズ船が数多く寄港し、海の玄関口として賑わいを増しています。移住を希望される方には、「お試し滞在支援事業」による宿泊費用の一部助成や、「空家利活用移住定住奨励金」の交付なども実施。心強い各種支援制度が整えられています。
1987年、境港市に特別養護老人ホームを開設して以来、鳥取県を拠点に複数の介護老人福祉施設、老人保健施設、保育所、リハビリテーション病院、その他在宅サービスを幅広く運営。「地域との共生」と「地域との連携」を事業の柱に、地域のニーズに対応するべく、医療、保育、障がいといった事業も融合させた複合施設を運営しています。
先輩が新人の仕事の仕方や悩み等を広範囲にわたって支援するエルダー制度や、社内のウェブシステムを使用したe-ラーニング制度等を導入しており、未経験者でも働きやすい環境を整えています。ライフステージに合わせた職群選択、介護休暇・育児休暇等の取得にも柔軟に対応。また、「健康経営優良法人2023」に認定されています。
これからの地域と暮らしを支える熱い想いを持ち、共に成長できる人材を求めています。具体的にいえば、資格取得に積極的な方、チームワークを重視できる方、冷静に物事を判断できる方。モチベーションとなるキャリアパス制度を整えて、スキルアップを応援します。