鳥取県で生まれ育った松本さん。高校卒業後は東京の大学に進学しドイツ哲学について学ぶ。卒業後は東京の貿易関係の会社に2年間勤務したのち、2021年4月に鳥取県国民健康保険団体連合会に入職。審査課管理担当として、市町村や医療機関からの国民健康保険に関する問い合わせの対応業務などを行っている。
これがいい機会かもしれない…
家族の体調不良をきっかけにUターンを決意
就職活動をするにあたって、鳥取か東京のどちらで就職するか悩んでいましたが、結局鳥取の企業にはご縁が無く、卒業後は東京の企業に就職しました。「いつかは鳥取に戻りたい」という思いがある中、東京で社会人としての生活がスタート。入社したタイミングで家賃補助額が少なくなったり、マンション近隣の生活音にストレスを抱えたりと、東京で過ごし続けることに不安を感じ始めていました。そんな時、家族が体調を崩したことをきっかけに本格的にUターンを考え始めました。
働きやすい環境のおかげで、自分の時間を過ごす余裕ができました!
東京で働いていた頃は、平日は仕事で忙しく、休日も家事に追われ、自分の時間がなかなか取れませんでした。Uターンしてからは、帰宅時間が早くなりプライベートの予定が立てやすくなりました。今の職場はワークライフバランスを重視していて、休暇取得しやすい環境が整っている点がいい意味で驚きでした。休日にはUターンしてから始めたサイクリングやドライブに出かけるなど、自分の時間を過ごす余裕ができています。
松本さん・先輩社員インタビュー公開中
国民健康保険制度が適切に運営されるために、
医療機関からの請求を審査・支払しています!
国保連合会では医療機関等から提出される診療報酬明細書(レセプト)を審査し、医療機関等に支払を行う業務を行っています。
その中で、私はレセプト決定額の再調整に係る業務や、柔道整復・鍼灸マッサージ・ギプスや、コルセットなどの補装具といった療養費に関する業務を担当しており、医療機関や市町村からの問い合わせ対応などを行っています。
実家暮らしで支出を抑え、貯金をする余裕も!
鳥取へのUターンを決心してから、収入の減少は避けられないと覚悟していましたが、鳥取では実家暮らしということもあり、生活に必要な支出もかなり抑えられているので、今はコツコツと貯金をする余裕も出てきました。
東京では1か月の支出の中で家賃が一番大きかったです。東京近郊では比較的安価な物件でしたが、その一方で隣人の生活音が気になってしまうという問題がありました。
1年間じっくり転職活動!
計画的なUターンで引越し負担を軽減!
Uターンを決心したのは2019年の7月で、そこからふるさと鳥取県定住機構のとっとり仕事定住人材バンクシステムに登録。就職コーディネーターからアドバイスをもらいながら、1年間かけてじっくりと転職活動をやってきました。2020年の10月には現職の内定をいただけたので、当時勤めていた会社の退職準備を進め、2021年の2月に鳥取へ引っ越し、同年4月から働き始めました。東京からの引越しでしたが、前職を辞めてから準備期間が1か月あったので、それほど苦労もなく引越しを済ませることができました。
※とっとり仕事・定住バンクシステムとは…鳥取県内へのIJUターン就職を希望される方のための就職支援システムです。ご登録していただくと、就職相談や職業紹介を受けることが出来ます!
田舎と都会のバランスがいい!
東京での経験を通して見えたもの
進学のため地元を離れる前は「ずっとここで暮らしていく」ということにポジティブなイメージがなかったので、一度都会に出てみたかったんです。東京での社会人経験を通して、充実したプライベートの時間がこんなにも得難いんだということに気づきましたね。鳥取市は田舎といえば田舎ですが、大阪や姫路などの都市も割と近いですし、普段の生活をのんびり過ごすことができるので、全てにおいてバランスがいい地域だなと思います。
今思えば、「鳥取で暮らしていく」のは良い選択だったんだな、と感じます。
「いつか」は意外と来ない!最初の1歩を踏み出す勇気を!
移住に関して自分の実体験を振り返ると、「1歩踏み出す」までが大変だったなと思います。いつかは鳥取に帰りたいという漠然とした思いがありながら、動き出すことができず、東京で働き続ける生活を選択していました。ただ、最初の1歩を踏み出してしまえば後はトントン拍子に進んでいったので、移住したいという思いを少しでも持っている方はまず、ふるさと鳥取県定住機構のHPを見てみるなど「最初の一歩」を踏み出してみてはいかがでしょうか。「いつか」というのは意外と来ないものです。
国民健康保険に関する様々な問い合わせに対応しています!
審査課の管理担当として市町村や医療機関からの問い合わせに対応しています。問い合わせの中には、市町村によっては滅多に遭遇しないケースもあり、他市町村での解決策を提示すると、とても感謝されます。病気をしても安心して病院にかかることのできる日本の国民皆保険制度を支えているところがやりがいです。
移動手段が変化!サイクリングで運動不足を解消しています!
東京にいた時は徒歩と電車移動がメインでしたが、鳥取に帰ってきてからは車移動が多くなりました。運動不足になってしまったので自転車を購入し、買い物に行ったり、サイクリングに出かけたりして意識的に運動するようにしています。近場に行くことがほとんどですが、改めて鳥取砂丘に行った時に今まで気づかなかったことがあって面白いなぁと感じました。
国保連合会の紹介
国民健康保険団体連合会(国保連合会)は、国民健康保険の事業実施にあたり、市町村などが共同で設立した団体です。国民健康保険・後期高齢者医療・介護保険などの請求に関する審査支払事務や、保健事業の支援、ビッグデータの分析・活用によるデータヘルス事業などを行っています。
国保連合会のおすすめポイント
職員の福利厚生が充実しており、特別休暇・育児休業などは地方公務員と同等です。仕事と生活の調和を図りながら、出産・子育てを行う職員を支援するなど、職員全員が働きやすい環境整備に努めています。昨年度は「鳥取県男女共同参画推進企業」と「鳥取県輝く女性活躍パワーアップ企業」に認定登録されました。
鳥取県国民健康保険団体連合会 プロフィール
- ■住所/鳥取市立川町6丁目176鳥取県東部庁舎5階
- ■創業年/1941年
- ■業種/医療・福祉
- ■求人職種/総合職
- ■休日・休暇/週休2日、年間休日121日
- ■平均年齢/40.8歳(正職員平均年齢)