高齢になってきた両親の近くで暮らしたいと思い、小学校入学を控えた子どもの生活環境も考えて米子市に移住を決意。㈱ケイズは全国への広域展開をめざしていて、将来性や行動力に魅力を感じました。
現在は総務部で勤怠管理や、県内外の採用説明会での説明を主な業務としています。前職は人事部門と経理部門でしたが、現在の業務は未経験の分野です。勉強することはたくさんありますが、今までに少なかった対外的な業務など、日々の仕事に面白みを感じています。
今まで両親に会うのは年1~2回だったのが、毎月会えるようになりました。また平日でも子どもと一緒に晩ご飯を食べたり、趣味のウォーキングを楽しめたりと、時間に余裕が生まれました。
海や山などの自然が身近になり、スキーや山登りなどを通じて、子どもがとても活発になりました。子どもが楽しめるイベントも多く、温泉も近いので家族でよく出かけています。中国地方の観光地はあまり行ったことがなかったので家族で巡りたいです。
収入や子育てなど、都会の生活水準を地方にそのまま持ち込むことは難しいです。私の場合、①両親の近く②子どもの生活③仕事の順に優先順位をつけて条件を絞りました。譲れるもの、譲れないものは何かを考えた上で、十分検討することが大切だと思います。
山陰の企業は大手転職サイトへの掲載が少なく、管理部門は求人も少ないため仕事探しは最初難航しました。ふるさと鳥取県定住機構に相談し、現職を紹介してもらえました。
創業44年を迎える(株)ケイズはICTを通じて地域企業の発展に尽力してきました。創業30年の時には第2創業プランを打ち出し、ソフトウェア開発にとどまらず、IOT機器開発やサイバーセキュリティー事業などにも進出。時代の一歩先を見据えた挑戦を続けています。
IOTは医療、介護、農業、教育などあらゆる領域で期待される分野です。当社は中小企業ならではのスピーディーさを活かし、国内の大学との共同研究など基礎部分の開発にも力を入れています。ICT技術により人の描く夢を実現し、社会を支えることをめざしています。
新しいことに挑戦する上で失敗はつきものです。失敗を失敗にせず、肯定的に捉えて次につなげられる人材を求めています。会社としても資格取得の支援や福利厚生の充実など、労働環境の整備に努めています。
管理本部 副本部長(兼)法務部長
矢倉 教裕さん
都会と地方では給与面、生活面でさまざまなギャップがあり、漠然と移住してしまうとリアリティー・ショックを受ける人もいます。矢田さんは優先順位をしっかりと決めてから、管理部門に焦点を当てて転職されました。最初にご自身の中で優先順位をつけてから行動されると、移住後もギャップを気にせずに生活を楽しめると思います。