大学3年の冬に初めて鳥取を訪れ、ありのままの大自然の美しい景色を目の当たりにし、心を打たれました。私生活で精神的に辛い時期もあったのですが、それを乗り越えることができたのは鳥取への移住という夢があったからです。以前は自分から人と交流するタイプではないと思っていたのですが、移住後は積極的でポジティブな側面もあることが分かり、自分でも驚いています。
鳥取東伯ミート㈱は鳥取県産の牛や豚を中心に加工、製造、販売をしています。総務課の仕事は資材の発注から備品の管理、入退社手続き、補助金の申請まで、大小さまざまな業務があり、製造部や営業部と関わる機会も多いです。この仕事が自分に合っていると感じるので、オールマイティーな人材を目指して知識と経験を重ねていきたいです。
同僚や先輩、得意先の皆さんの要望に応えて「ありがとう」と感謝してもらい、笑顔を見ると「もっと役に立ちたい」と思います。入社当時は東京からのIターン者を受け入れてもらえるか心配でしたが、職場のみんなが気さくに話しかけてくれたのを覚えています。そんな時は自分からも積極的に挨拶することを心がけ、職場や地域にもスムーズに馴染むことができました。
運転自体は好きなのですが、東京ではあまり車を運転する機会がありませんでした。なので、鳥取に来てからは、よくドライブに出かけています。大山滝や船上山など近場のドライブが中心ですが、徐々に行動範囲を広げていきたいです。移住して驚いたのは、あちこちに温泉が湧いていること。いずれは県内の温泉地巡りもしたいです。ゆっくり過ごしたい日は読書をしています。
鳥取への強い憧れがある中で、地域や職場に受け入れてもらえるか、知らない土地で初めてのひとり暮らしをしていけるのか、といった不安がありました。移住してみて、自然が豊かで食べ物がおいしく、人にも恵まれて「ここに来て良かった」と思います。琴浦町に受け入れてもらった恩返しの気持ちで、地域への貢献をしていきたいです。移住にあたり、不安や心配はあると思いますが、自分の気持ちを最優先にしてほしいです。
県中部の琴浦町(旧東伯町)に位置する当社は、鳥取和牛や東伯牛、大山豚などの上質な肉を取り扱い、食肉の製造加工から販売までを担っています。2007年に創業し、大切な命を余すことなくおいしく食べていただけるように、手作業で丁寧にカットしています。衛生管理では国際規格のFSSC22000を取得し、地元の人に愛される東伯ミートの味を、安心とともにお届けしています。
社員教育に積極的に取り組み、資格取得の支援や、社内外を問わず研修体制が充実しています。研修では命を扱う会社である重みを忘れないよう、最期を見届ける現場に立ち会うプログラムもあります。また地域に根ざした企業として、イベントの開催や学校給食への食肉の提供、社会科見学の受け入れなど、地域貢献にも積極的に取り組んでいます。
命の重みを理解し、東伯発のおいしいお肉をより多くの消費者に届ける情熱と、感謝を忘れずに取り組んでいける方を求めています。日本の食料自給率が低下し、輸入品に頼らざるを得ない状況下で東伯産にこだわった仕事ができるのは非常に意義があります。消費量が増えれば畜産家への助けにもなります。この業界で共に頑張ってくれる人をお待ちしています!
鳥取東伯ミート㈱ 総務課 課長 田口未来