生まれ育った土地で、地域の人に喜ばれる建物をつくりたいとUターンを決意したので、地元の施設の建設に携わった時、家族や友人が「立派な建物ができた」と言ってくれて、本当にうれしかったです。また重機が大好きな甥っ子に建築現場を見せてあげた時には家族みんなが喜んでくれました。これも地元でしか味わえない幸せだと思います。
建築工事部で、建築現場の施工管理(現場監督)の仕事をしています。Uターン前は「地方なので大きな仕事はないのでは」と思い込んでいましたが、入社からこれまでに、官公庁や大学、介護施設、マンション、大型店舗など県内全域のさまざまな建築現場に携わることができました。今の目標は経験を積んで、いつかは友人のお店やクリニックを施工することです。
入社1年目は耐震工事現場の施工管理から始まり、徐々にステップアップして大きな現場に入らせてもらうようになり、最近、新築工事の現場監督を単独で任されるようになりました。現場監督は、建築作業に入る前に設計図をもとに施工図を作成したり、施工計画を立てたりと入念な準備をするのですが、計画通りに工程が進んだ時は感動もひとしおです。
これまで趣味らしい趣味がなかったのですが、去年の秋に子どもが生まれてから写真を撮る機会が増え、仕事でもカメラを使うようになったので、思い切ってデジタル一眼カメラを購入しました。これまでの習慣でついスマートフォンで撮ってしまうことも多いのですが、子どもの成長とともにカメラの出番を増やして、腕を磨いていきたいです。
就職活動をしていた時、実は県外企業からも内定をいただいていて、「一度都会に出た自分が田舎の生活を楽しめるのか」、「人口最小県で安定した受注があるのか」と不安になり、Uターンを迷った時期がありました。結局、地元への想いや、両親のアドバイスもありUターンしましたが、現在、仕事でも家庭でも非常に充実しているので後悔はありません。子どもが生まれ、改めて自然が豊かで人が少なく、生活がしやすい県だと実感しています。
㈱井木組は今年で創業109年目を迎えます。土木・建築工事のほか、一般住宅事業「クレバリーホーム」、賃貸マンション事業「ブレインマンション」、リフォーム事業など、多岐にわたる事業を展開し、各事業で信頼と高評価をいただいています。建設のことであれば一番に声をかけてもらえる“ファースト・コール・カンパニー”を目指しています。
老舗企業でありながら、柔軟性に富んだ社風です。女性の管理職登用や、ワークライフバランスの実現に向けた働き方改革を推進し、育児と仕事の両立がしやすい企業として厚生労働省から「くるみん認定」を受けています。また資格取得を積極的に支援し、受験費用はもちろん学校の授業料も条件付きで3/4を援助。主体的な努力をしっかりと評価する会社です。
建設業ですが多岐にわたって事業展開をしているので、職種も幅広く、土木・建築学科を卒業していない未経験者も十分に活躍できる会社です。未経験者には先輩社員が3年間寄り添って丁寧に指導し、女性も設計や営業、土木などさまざまな分野で活躍しています。明るく、素直で意欲的に仕事に取り組める人材を求めています。
㈱井木組 総務部 次長 八嶋 美佐緒