株式会社グッドスマイルカンパニー 楽月工場
品質管理
Ruo Zuhao
台湾出身。台湾の科学系大学を卒業後、徴兵制により1年間陸軍の兵役に就く。その後、台湾国内で品質保証エンジニアの仕事に5年間従事。退職後、東京都内の日本語学校に1年間通う。就労ビザ申請のため一時帰国の後、2018年9月から㈱グッドスマイルカンパニー楽月工場に勤務。現在、倉吉市内で一人暮らし。
日本国内でフィギュア製造の仕事に携わりたいと仕事を探していた時に、㈱グッドスマイルカンパニーの存在と、同時に倉吉市を知りました。倉吉市は住んでいる人たちも温かく、暮らしやすいです。生活する上で車やバイクは必要ですが、風景が素晴らしいので運転が楽しいですよ!
前職の経験を生かして製品の品質管理や、量産中の不良履歴の集計と対策を行っているほか、中国工場とのやりとりなどを主な業務としています。工場の機械は中国製が多いので、障害が発生した場合は、中国語の機械マニュアルの翻訳や、機械メーカーや現地工場とのやりとりを率先して行い、迅速で正確なライン復旧に努めています。
子どもの頃の夢は、自分の模型屋を始めること。楽月工場で働き始めてから夢はさらに大きくなり、一歩ずつ実現に近づいていると感じます。自分の専門分野と好きなことの両方を仕事にできているので毎日が楽しく、特に製品を出荷する時は大きな達成感を得られます。製品の品質向上のため最強の品質管理を目指していきたいです。
台湾で働いていた時は残業が多く、自分の時間はあまりなかったのですが、今は定時に帰ることも多く時間に余裕ができました。倉吉市に来てから、以前から興味があった居合道を始めて、週に2回、仕事帰りに道場へ通っています。趣味のプラモデルやフィギュアの製作もできて、仕事もプライベートも充実しています。
休日はバイクで出掛けることが多く、山陰自動車道からの日本海の眺めや、白兎神社(鳥取市)周辺の景色が最近のお気に入りです。家でゲームをしたり、小説や漫画を読んだりして過ごすこともあります。これからも倉吉市に暮らして、将来は結婚をして子どもと一緒にプラモデル作りができればいいなと思っています。
Q.Iターンするきっかけは?
A.日本でフィギュア関連の仕事を探していた時に、日本国内でもフィギュアを製造しているグッドスマイルカンパニーを知り、応募しました。楽月工場での採用が決まったことがIターンのきっかけです。
Q.Iターンで心配したことは?
A.私は好きな仕事ができれば場所にはこだわらない性格ですが、実際に倉吉市に暮らしてみて、自然が綺麗で、食事も美味しいので住みやすい町だと感じています。
Q.Iターンして良かったことは?
A.仕事もプライベートも充実していて、毎日がとても楽しいです。
自分の好きな分野で、専門性と経験を生かせる仕事と出会えたことはとても幸運だったと思います。性格もあるのでしょうが、好きなことを仕事にできるという期待もあって移住することに迷いはなく、就職までスムーズに進みました。
羅さんは、母国での職務経験を生かして品質管理部で活躍してくれています。特にデータ集計に長け、中国語と日本語を駆使して品質の安定に貢献してくれている貴重な戦力です。明るい性格でみんなを和ませてくれるムードメーカーでもあります。
羅さんが働く職場
㈱グッドスマイルカンパニー 楽月工場
当社は玩具、フィギュア、グッズの企画・開発・製造・販売を行うメーカーです。多くのフィギュアは中国を中心に海外で製造されていますが、楽月工場は日本でも珍しい国産フィギュアの生産拠点。完全受注生産で、年間10万体以上のフィギュアを製造しています。製造工程のほとんどが手作業で行われ、高品質の品物を倉吉市から世界に送り出しています。
行政機関とのイベントや、円形劇場くらよしフィギュアミュージアムでの展示や企画など、地域貢献に力を入れています。また個人の実力を評価し、20代、30代が活躍する会社です。年齢や役職にかかわらず社員同士の仲が良いのも特長。常に改善提案を募集して、よいアイディアは積極的に採用し、採用者にはプレゼントを用意しています。
羅さんは明るく大らかな人柄で、笑顔の絶えない姿が印象的でした。ご自身の専門性を生かし、好きなことを仕事にされたことで、仕事も私生活もとても充実していることが伝わってきました。楽月工場の社員の皆さんも、ハキハキと明るい人たちばかりで、やりがいを持って仕事をされていると感じました。