私の職場と入社のきっかけ

　㈱原商は、昭和37年創業以来、建設関連商品の販売・サービス・レンタルを中心に、介護福祉用具の販売・貸与と多岐にわたる事業を展開し、地域の発展に貢献しています。
　私は大阪の自動車ディーラーで自動車整備をしていましたが、両親も定年を迎えて、鳥取に帰って農作業などの手伝いができればと30歳を前にＵターンを考え、ふるさと鳥取県定住機構に登録してこの会社を紹介してもらいました。面接での会社の印象やそれに至るまでの人事の方の対応が大変親切で、とてもいい印象を持ちました。自分の技術を生かせる職場でもあることから、この会社で働きたいと思いました。

対応力を高めて会社に貢献したいです

　現在の業務内容は、主にバックホーやブルドーザー、高所作業車などの建設機械の修理、整備、点検を行っています。工事現場で機械が止まった時などには出張修理も行っています。すぐに対応して機械が動くようになるとお客様に喜んでもらえるのでやりがいを感じます。
　建設機械の修理・整備は自動車とは全く異なり、専門的な知識が必要になるため、入社してから会社の支援を受けて技能講習や研修に参加し、建設機械の運転免許など10個以上の資格を取得しました。まだ覚えることがたくさんあるので、上司や先輩に一つひとつのケースを確認し、教えてもらいながら対応力を高めて、会社に貢献できるようになりたいです。

妻と共通の趣味の音楽に癒やされています

　実家は鳥取市ですが、亡くなった祖父母の家が同市旧佐治村にあり、１年ほど空き家になっていたので、その家をリフォームして妻と２人で住んでいます。大阪にいた頃、妻とはまだ結婚していませんでしたが、鳥取に帰ることになった時に、ついて来てくれることになったので安心してUターンすることができました。家に帰って妻が作ってくれた食事を食べることが楽しみの一つです。
　音楽が好きで、大阪では知人が作った曲に合わせてベースを演奏していました。妻も大阪にいる時にバンドでベースを担当していて、音楽が共通の趣味です。いろいろなジャンルの音楽を聞きますが、レコードの温かみのある音が好きで、50枚ぐらい持っています。鳥取でも演奏活動ができたらといいなと思っています。

両親も周りの人たちも喜んでくれています

　佐治町に祖父母が持っていた田んぼと梨園があり、今は梨の出荷はしていませんが、両親が米と梨を作っています。農繁期には私たち夫婦も田植えや収穫を手伝っています。大阪では人の多さに酔っていたので、佐治町の静かな環境は心が安らぎます。周りの人たちも「若い夫婦が来てくれた」と喜んでくれています。
　妻はペーパードライバーでしたが、鳥取に来てから自分の車を持ち、運転にもだいぶ慣れてきました。ものづくりが好きで、今はガラス細工の製作に励んでいます。鳥取でも生き生きと暮らしてくれている姿を見ると私もうれしいです。