私の職場と入社のきっかけ

 ㈱山陰ビデオシステムは、鳥取・島根を中心に映像制作のプロフェッショナルが集まる会社です。豊富な企画力とオリジナリティあふれる演出で、企業紹介・学校案内などのVP(ビデオパッケージ)、CM、テレビ番組、記録映像などを制作し、確かな技術とノウハウで全国のテレビ局の取材・ロケ依頼にも対応しています。
 私は東京の映像プロダクションでディレクターとして働いていましたが、担当する情報番組が終了したのを機にUターンを決めました。長男ということもあり、もともと30歳を目途に地元に帰ろうと考えていました。鳥取でも映像制作に関われるとは思っていませんでしたが、この会社に入って以前と同じ職種に就けて、東京で培った経験を活かすことができています。

仕事の幅が広がってスキルアップしました

 ディレクターは、番組内容の材料探しから取材先への交渉、原稿作成、撮影、編集と、番組やコーナー制作の中でいくつもの工程をこなします。東京にいたころより一人でしなければいけないことが増えましたが、その分、自分の思いを直接視聴者に伝えることができ、仕事の幅も広がってスキルアップにつながっています。
 仕事柄、さまざまな場所や人を取材しますが、以前住んでいた時には分からなかった地元の良さを知ることができます。都会のテレビ番組に負けないクオリティーの作品を作って、地元の良いところをたくさんの人に知ってもらえたらうれしいです。

人間らしい生活が送れるようになりました

 鳥取に帰ってきて、メンタル面で本当に落ち着いています。生まれ育った土地で家族と一緒に生活するのは心地よく、自然体でいられます。また、心安らぐ場所や自然が多いので心落ち着く日々を送っています。
 東京での生活にストレスを感じていたわけではありませんが、とにかく忙しく徹夜もよくしていたので、鳥取では忙しくても毎日家に帰れますし、おいしい食事もとれて人間らしい生活が送れるようになりました。給与面は鳥取に戻って下がりましたが、実家暮らしで東京ほどお金を使わないので、生活に支障はありません。それよりも、のんびり暮らせることの方が重要だと感じています。

自然の中で平和な時間を過ごしています

 実家が海に近く、たまに釣りに出掛けます。小学生のころ、父や友達とよく釣りに行っていたのを思い出しますね。以前、TV番組のスポーツコーナーを担当していた影響もあって、今でもスポーツ中継をよく見ます。仕事でガイナーレのホームゲームにほぼ毎回行っており、仕事をしながら応援しています。
 祖父が趣味で畑をしていて、休みの日にたまに手伝いに行っています。白ネギやイチゴの世話をして、ひと汗かいた後は祖父と畑の近所にあるレトロな喫茶店に寄って帰るのがいつものコース。子どものころから祖父に連れていってもらっている喫茶店は、昔ながらの変わらない味で迎えてくれます。そんな平和な時間を過ごしています。