私の職場と入社のきっかけ

 流通(株)は、運送事業・バス旅行事業・イベント事業をメインに「地域密着サービス業」を展開しています。お客さまの“困りごと”に耳を傾けながら、地域とともに成長している会社です。産休、育休もあるし、女性にも働きやすい職場です。
 本気でUターンを考えるようになったのは、大学で教育実習をしたときのこと。疲れ果てて一人暮らしの部屋に帰宅する日が続き、「鳥取に帰って癒されたい」と思い始めました。
 地元で働く今は、仕事が面白くてたまりません。学生のときはやりたいことが見付からず「仕事が楽しいと思える日が来るんだろうか」と心配でしたが、ちゃんと来るのですね(笑)。

毎日が楽しいのは中小企業だからこそ!

 入社して6年目。現在、新卒採用と広報の仕事をしています。「3年前と同じことをしていない」をキャッチフレーズに、若手社員にも次々と仕事を回して能力を発揮してもらっています。当社の社風もありますが、中小企業だからこそ個人を生かせるのだと思います。
 私は平凡を好むタイプでしたが、今では変わりました。都会や大企業なら、キャリアが短いことを理由に回ってこないような仕事も担当でき、自分自身成長できたからです。地元の仕事ならではの、濃い人脈が築ける面白さもあり、変化のある毎日を楽しんでいます。

身近に自然を感じることができ
オンとオフの切り替えも楽々

 鳥取ではオフの時間も充実しています。私は地元のカフェが大好きで、休日は好きな本を一冊持って出かけ、コーヒーを飲みながら読書を楽しんでいます。
 夏によく行くのが琴浦町の「鳴り石の浜」。丸石が波にもまれてカラコロと音をたてる珍しい浜で、夕陽もきれいです。自然が近くにあると、オンとオフの切り替えをしやすくて、とてもいいですね。
 休暇はきちんともらえます。特に、10日間連続で有給休暇を取れる「わくわくホリデー」という制度があって、家族との旅行を楽しむこともできます。毎年恒例で待ち遠しいのは、友人と香川県までドライブして讃岐うどんと骨付鶏を食べる日帰りツアー。遊びに出かけるのに便利なところも、鳥取の良さだと思います。

鳥取で働く若者が増えてほしいと思っています

 私の場合、収支面では毎月貯金もでき、困ることは全くありません。求人対策として初任給を高くするのは簡単なことなので、惑わされてはいけないと思います。大切なのは、そこからの伸びしろ。長い目で見ると結果的に鳥取で働く方が伸びることもあると思います。
 就活の際には、私自身が何をしたらいいのか迷いました。その経験から情報収集の方法などを気軽に話し合えるような、小さな会を個人的に開きたいと思っています。少しでも不安を除いてもらって、地元で働くという選択肢を選ぶ若者が増えることを願っています。