山陰菅公学生服(株)は、「カンコー学生服」を製造販売するメーカーの山陰拠点として、地元の子どもたちに学校生活が楽しくなるような一着を提供しています。
私は以前、大手企業に新卒で入社し、東京などで販売の仕事をしていました。売上では業界首位の企業だったので、入社した当初はUターンなんて考えていませんでした。でも、全国どこでも同じ店舗、同じマニュアル、同じディスプレイの職場で働くことに疑問を持つようになって・・・。そんな時、友だちから「鳥取の話をしていると楽しそうだなぁ」と言われたのをきっかけに、故郷が大好きなことを再認識してUターンを決心しました。その時は勇気の要る決断でしたが、今では良い選択だったと実感しています。
仕事は鳥取エリアの営業を担当しています。県内の中学校や高校を訪問し、制服やスポーツウェアの様々なニーズを聞いて最適な商品を提案しています。各々の営業は自由度が高く、自分が頑張った分だけ成果につながります。また色々な人との人間関係が出来るので、すごくやりがいがあります。
販売などで中学と高校時代の先生を訪ねると、なつかしさもあってとても喜んでくださるのは地元ならではの良さだと感じます。学生の頃からの人間関係を大切にしつつ、山陰の中で人間関係を築いていき、「山陰なら山木!」と頼ってもらえるような存在になりたいと思っています。
仕事は土日が休みなので、プライベートでも十分な時間がもてます。小中高とずっとサッカーをしてきて、今は社会人チームに所属してフットサルを楽しんでいます。私の会社では「夢に向かう子どもたちの成長を応援していく」という社会貢献を行なっており、地域でバスケットボールやハンドボールの冠杯も開催しているんですよ。いつかサッカーの冠杯を開いて地元を盛り上げたいなぁと思っています。
あと鳥取にUターンして改めて思ったのは、食べものがおいしいということ。日本海が近いこともあり、魚介類は新鮮そのものです。私はカニが好きなのですが、高級食材なので県外にいる間は年に1回程度しか口にできませんでした。鳥取ではスーパーでも安く売っていて手軽に食べられるのでいいですね。
都会での生活は所得によって、大きく変化します。もし、Uターンしていなかったら、窮屈な生活の毎日に対して疲労感を持っていたかもしれません。まだ入社1年目なので以前より給与は下がりましたが、鳥取は全般的に物価が安いのでまったく問題はなく、満足度の高い生活を送っています。
年収も大事なことかもしれませんが、やりがいのある仕事や、プライベートの充実、家族が近くにいて親孝行できる、そんなことを大切にして生活できることに喜びを感じています。