• 私の職場と入社のきっかけ

     全国農業協同組合連合会(JA全農)は、JAグループにおける経済活動の担い手として、国民全体に「食料」を供給する責務を負っています。JA全農鳥取県本部は、農業や畜産に必要な農薬や機械、資材をはじめ、ガスや石油など、多岐にわたる事業を展開しています。
     私は大学卒業後に鳥取三洋電機㈱に入社しましたが、その後、会社がパナソニック㈱の子会社となり、2012年9月から横浜市の事業所に異動となったため単身赴任しました。しかし、鳥取県へ戻れる可能性がなく、離れて暮らす家族のことが気にかかり、自分の育った環境で子育てしたいとUターンを決意。最初は県内の会社に入ってそれまでと同じく電子回路の設計に携わっていましたが、新しい仕事に挑戦して地元に貢献したいと、JA全農に転職しました。

  • 人と接する営業は自分に向いていると思います

     現在は、営業職として西部地区のJA-SSの店舗運営改善やキャンペーンの提案、エンジンオイルなどの商品の受発注などを担当しています。たくさんの人と会って話ができる今の仕事は自分に向いていると思います。
     JA全農は、地域とともに、「元気な農業応援隊」として事業を展開しているところに魅力を感じました。給与は県外で働いている時より少し下がりましたが、苦しいと感じるほどではありません。金銭面の不安より、業務内容と家族のいる鳥取で働けることを重視しました。今後もいろいろな分野を担当して、自分の仕事で少しでも鳥取県に恩返しできたらうれしいですね。

  • 草野球で仲間と汗を流しています

     琴浦町の自宅から鳥取市の職場まで車で通勤していますが、山陰道を使えば1時間ほどで着きます。単身赴任時代は毎日、満員電車に揺られて、ほんの10分ほどの通勤時間でも、人の多さやストレスで、今の1時間よりずっと長く感じました。
     鳥取は自然が豊かで、子供たちものびのびと育っています。妻も働いていますが、子供たちの保育園も入りやすく助かりました。プライベートでは地元の草野球チームに所属していて、レフトを任されています。シーズン中はほぼ毎週末、試合の予定が入っています。仕事は土日が休みなので、好きな野球の試合に出られるのはありがたいですね。週末の休みのうち1日は家族と過ごして家族サービスしています。

  • 心に余裕ができて仕事も趣味も充実しています

     釣りが好きで、赤碕や中山、皆生(かいけ)などの海に休みの朝早く出掛けてチヌ(クロダイ)釣りを楽しんでいます。自分も小さいころに父親によく連れて行ってもらったので、子供たちがもう少し大きくなったら一緒に行きたいですね。
     横浜では仕事ばかりで、時間に追われるように生活していて趣味どころではありませんでした。鳥取に帰ってきて家族と一緒に暮らせるし、趣味の時間も十分に持てて、仕事でもやりがいが感じられ、非常に充実感があります。Uターンして、やはり自分は鳥取が好きだなとしみじみと分かりました。